Poem

155.Yes it's true

ネアンデルタール人は言った マジかよ! って 飛び上がりながらさ だから 僕は言ってやった ああ マジだよ って ニヤニヤしながらだ 世界はいつだってサバイバルバトル 出し抜けの応酬で もう勝ち負けとかどうでもいいよね 心の底から もうひとりの僕は言っ…

154.虚像と実像

誰かに言われるまで気づかなかった 自分の表情 いつだって 見れるのは虚像 わかるはずもないよ 君の眼に映っている僕の映像 覗いてみたいよ 君だけが見ている実像 どんな僕がいるのか 鏡に映る自分の笑顔 どれだけ本物なのか いや!どれも偽物だろう そこには…

153.迷いから生まれた言葉

目を見て話す あなたの頬に ひとすじの 涙が溢れた 何を迷っているの 揺れている瞳が 僕に伝えるのだ 何かに突き当たったと 何かに引き込まれたと 目の前に現れた交差点に 行き先を見失った そして 心にない言葉で 自分を埋め尽くすの それがあなたの本心じ…

152.1マイル

1マイルを93秒で駆け抜けた さすがに疲れたように ふぅ ふぅ と 肩で息をしていた 1マイルを101秒で駆け抜けた まだまだへっちゃらさ と 得意げにしているけど まだ半分までしか来てないんだよ 1マイルを20分かけて歩いた 並んだ影を眺めながら いつものスピ…

151.写真

ライターに火をつけて 残っていた写真を ひとつ残らず燃やしてゆく ここに残っているのは 粘り続けた未練 思い出を美化するつもりはないけど もう君の顔だって 君の声だって 思い出せなくなってる 残っていたのは 君の写真と 好きだったCDだけ ぼんやりと眺…

150.心の扉

僕はいつしか自分の部屋に 鍵をかけた ひとりで自分を見つめる 時間が欲しかった そうして迷い込んだ まず 自分の部屋の広さに驚いた とても全てを把握しきれるわけがなかった でも立ち止まれなかったから 彷徨い始めた もはやわからなくなった 今どこにいる…

149.Limitless

ひとりで生きられる人間など この世には存在しない ひとりで生きていては 自分さえも守れないからだ 人は誰も守るべきものがいて強くなれる 守るべきものに助けられ さらに強くなれる 真っすぐに向けられる愛情で 互いに守られているはずだ 愛の深さに限りな…

148.からっぽ

傷ついたり 傷つけられたり ぶつかるしかなかった まっすぐになろうとするばかり 引き際も読めないままに いろんなもの 詰め込みすぎてた 全て受け止めたくて からっぽなままの自分には 戻らないと強がっていた 強い自分になりたいようで 嫌気も差していた …

147.ねぇ

ねぇ と 君に呼びかけた なぁに? と 答えが返ってきた ねぇ と 君に呼びかけたのは ただ 呼んでみたかっただけだった なら 名前を呼べばよかっただろうに 少し 恥ずかしかったのだ でも 君の返事からも 視線からも しっかりと愛を感じた

146.Happiness

君に幸せを与えられるなら 君が幸せを感じてくれるなら それでいいや 僕も幸せだから 君と笑えるなら 僕も幸せだから 笑えばいいや 幸せだから 泣きたい時は 僕の前で泣けばいいよ 抱きしめていてあげるから 最後は二人で笑えるよ だって I bring you joy and…

145.Were

It were dream I can't help running away From here I can't help dying away That's fear I dreamed Of everyone's joy and happiness I couldn't help that So happy It were dream I prayed for the everything I saw Crying for sorrow But nothing I s…

144.ナチュラリスト

君の自然な笑顔が好き 化粧とは無縁の 素顔で笑っている 飾らない君が好き 僕の目を覗き込んで 微笑む君の ありのままの君が見える その笑顔が好き 心のままに寄り添うから 僕は身ぐるみ預けられる 自然なままの自分がいる ピタリと僕を愛してくれるから あ…

143.Logic of love

My love is logical 整合性が取れていないはずもなく 偶然を通り越した必然を 伴って 君に向かっていく 君を包んでいく So it's my will だけど 言葉には出来ない 説明も出来ない 簡単には表せない 複雑な自然現象 僕たちは出逢うべくして 出逢ったのだ 最初…

142.手負いのガンマン

僕はもう君を狙えない 流れゆく血に 沈みかけているから おそらくもう君には届かない 引鉄に添えた指も震えて動かない 僕はこうして生きてきた 銃を右手に 手綱を左手に 最後に君を撃ち抜いて 途絶えたならば本望だろう しかし 残った傷は 自分で思っていた…

141.Your love

君が見つけてくれた 隠れてただけの素直な気持ち どこにいても 捜し出してくれる 愛の深さに 僕は気づいた 誰もその想いの丈を計れない わかっているのは ただひとつなんだ 君が僕を愛してくれてるということ あの頃の僕と比べれば 随分と柔らかくなった そ…

140.愛の力

もう 抱えて潰されることは 終わりにしよう そう 不安に駆られても 肩代わりするから 不器用な僕は 僕の行き方を 信じて生きるだけ そして 君の生き方を 守っていたいだけ 君と触れ合えば 僕を君に乗せ 解き放つよ 未来[あす]を遮る 壁に当たっても 僕が傍に…

139.フォトスタンド

幾度目かの失敗に ものすごく落ち込んで 一人になりたくない夜に 家には誰もいない 広すぎて 困る 君の声が聞きたいと 願う僕の心を 解してくれるのさ まっすぐな瞳で 電話越しに聞こえる いつもとは違う声と はにかんだ笑顔の フォトスタンドの君を ずっと…

138.こころ ひとつ

からだ ふたつ こころ ひとつ つながる手から ぬくもりを 知る からだ ひとつ こころ ふたつ 近づく距離を 感じる ために あしたの ことを おもって みよう いきる ふたりの 夢の 世界を だいじなことは かくすことなく 自分の気持ちを つたえる ことば 愛す…

137.レイルウェイ

突然 世界が切り離されたように遠くなった 目には見えているのに 薄れていくんだ 周りとの繋がりが絶たれていくようで 僕も どこかぼやけているんだ 防波堤の先から 飛び込んだはずの海も 確かな色を 湛えていない 気づいたら 時空の狭間に 取り残されたレイ…

135.I can love

何気ない一言が 胸の奥へと 突き刺さる きっと 止めだったんだ 崩れてく自分さえ ただ傍らで 見てたんだ 底に 沈む様子を 必死で手を伸ばして 無限の夜の 淵を探しても 足がついていかない 行き場を見失う 僕の心を守れるのは たったひとり 君だけ 光へと 引…

134.生きるより速く

もしも 人より速く走れたら 違う世界に行けるのかなんて 真面目な顔して 考えてた 君が 証明してくれたから 僕の視界に見えている範囲が 世界の果てでもあったんだ 弾け飛ぶように 舞い散る夢と笑顔 二度と追いつけない 君を見つめたまま 生きるより 速く走…

133.ひとりの日曜日

普段より 速いペースで 改札口へ向かう 人の波をかきわけ 思ったより 混んでいない 座席を詰めて座る 知らない人と並ぶ 府中から 帰る南武線 ひとり 西日浴びて ぼんやりしたら ここは もうすぐ登戸 やっと 半分まで 来ても 物足りないはずさ ひとりの日曜日…

132.L⇔R

偉大な4文字を 僕らは いつも追いかけている 人は皆 それなしに 生きられないから Lで始まるのは 僕らの想い 濁らないこと 単純に表す 記号だったから 左手を翳して 光をさえぎれば 君の顔も きらきらして見える いつまで 続くのか 想いは 色を変えていくけ…

131.目覚まし時計

静かな部屋の中に 使われなくなった目覚まし時計の 針の音だけが響いていた 蛍光灯の灯りの下で 一人の若者が 何をするわけでもなく佇んでいた 色のなかった世界に 窓の外から 車のクラクションの音が 舞い込んだ じっと動かない若者の上を 時計は静かに 時…

130.論理矛盾

精一杯のつよがりで 前を向くしかない僕らだから 人の心を 捕まえようとするたびに 僕らは精一杯 愛を伝えようと 必死でもがいても 伝えきれないことばかりさ 君のこころを 微分できたら こんなに不安になることなんかないのに 諦めていたら そこで終わり 今…

129.カイト

糸が切れた凧のように 好きになったのは 自由な君 ふたり 高く飛べるはずさ 好きになったのは 自由な僕 誰も支配出来やしないさ 思い込むのは簡単なことだね 自由の意味を手に入れた 今なら 自分の誇り高さを誇ろう 空高く揚がるためには 君の手が必要 誰に…

128.My eyes on you

いつも一緒にいたいと 思うことは そんなに変じゃない あたりまえの気持ち 誰もがもってる 吸い込まれそうなほどに 君の瞳に捉まってる 離れられないほどに 君の笑顔を求めている ただ見つめ合うだけで 心は繋がるように思える 深い両の眼の奥に 僕の居場所…

127.Being myself

どうしても 自信を持ち切れなかった 今の僕 何かが欠けているようで ありふれた 言葉を紡ぐときでさえ 足元を 確かめながら進んでた 君を好きになることで 自分を好きになれた 知らなかったよ 恋が こんなに強いものだと ありのままの自分と 向き合ってみて …

126.Sweeten bitter

そのとき 淹れたアールグレイは 砂糖もいれてないのに やけに甘かった 普段より 少し長めに じっくり蒸らしたはずなのに やけに甘かった そんなに甘くなる要素なんて どこにあったのか 聞こえてきたのは ニワトリの鳴き声と 寒々しいギターの音と 無機質な機…

125.右手

君は左手で 僕の手とつながりたがった 僕も左手で 君の手とつながりたがった 僕は右手で 君の手とつながった 君は左手で そっと握り返した 君の前では 僕の常識なんて とてもちっぽけなものに違いないんだ 僕は右手で 君の手とつながった 君は左手で そっと…