2002-01-03から1日間の記事一覧

160.Replaced

いつからだったか 僕は将棋を指さなくなった あれだけやっていたのに 相手がいないからじゃなく それに費やす熱意が失せてしまっているからだ いつからだったか 僕は投球練習をやらなくなった 草野球くらいは続けようと コントロールに磨きをかけていたのに …

159.Diary

今までの当たり前のような 笑い声や 泣き顔や 拗ねた仕草だって もう これからは手を伸ばしたら届く 距離にあるはずのものじゃなくなる まだ想像さえ出来ないよ わずかな期間でも 離れ離れになること 君と僕とを隔てる300キロ 理解出来ないわけじゃないけど …

158.ホーリーランス

傷つかないように 守りを固める 丈夫な盾をかざして 誰も破れない 全て弾いてきた 生きる術だと信じて それを最初から 容易く貫いて 僕の心に楔を打ち込んだ それはまるで ホーリーランス 幾重にも重ねた盾さえ 効果はなかった 突き抜けるよ ホーリーランス …

157.幸せの歌

あいしてる その一言を 言うことが ふたりを繋ぐ 魔法の力 抱きしめる ギュッと心で 近づけば 想い伝わる 心の扉 切なさを 胸にしまって 夢の中 愛する人に 逢いたいと その儚さを 思い知る 今すぐにでも 飛んで行きたい 今すぐに あなたに会って 伝えたい …

156.左手

僕は左手で自分のかじを取る 真っすぐ進むには また 途中で曲がるには この小さな力が必要なのだ 僕は左手で操作する 自分の意思を伝えるために 大きな流れを掴むために その絶妙な感覚が必要なのだ でも たまに僕は平衡を失う 自分を操れなくなる そうした…

155.Yes it's true

ネアンデルタール人は言った マジかよ! って 飛び上がりながらさ だから 僕は言ってやった ああ マジだよ って ニヤニヤしながらだ 世界はいつだってサバイバルバトル 出し抜けの応酬で もう勝ち負けとかどうでもいいよね 心の底から もうひとりの僕は言っ…

154.虚像と実像

誰かに言われるまで気づかなかった 自分の表情 いつだって 見れるのは虚像 わかるはずもないよ 君の眼に映っている僕の映像 覗いてみたいよ 君だけが見ている実像 どんな僕がいるのか 鏡に映る自分の笑顔 どれだけ本物なのか いや!どれも偽物だろう そこには…

153.迷いから生まれた言葉

目を見て話す あなたの頬に ひとすじの 涙が溢れた 何を迷っているの 揺れている瞳が 僕に伝えるのだ 何かに突き当たったと 何かに引き込まれたと 目の前に現れた交差点に 行き先を見失った そして 心にない言葉で 自分を埋め尽くすの それがあなたの本心じ…

152.1マイル

1マイルを93秒で駆け抜けた さすがに疲れたように ふぅ ふぅ と 肩で息をしていた 1マイルを101秒で駆け抜けた まだまだへっちゃらさ と 得意げにしているけど まだ半分までしか来てないんだよ 1マイルを20分かけて歩いた 並んだ影を眺めながら いつものスピ…

151.写真

ライターに火をつけて 残っていた写真を ひとつ残らず燃やしてゆく ここに残っているのは 粘り続けた未練 思い出を美化するつもりはないけど もう君の顔だって 君の声だって 思い出せなくなってる 残っていたのは 君の写真と 好きだったCDだけ ぼんやりと眺…

150.心の扉

僕はいつしか自分の部屋に 鍵をかけた ひとりで自分を見つめる 時間が欲しかった そうして迷い込んだ まず 自分の部屋の広さに驚いた とても全てを把握しきれるわけがなかった でも立ち止まれなかったから 彷徨い始めた もはやわからなくなった 今どこにいる…

149.Limitless

ひとりで生きられる人間など この世には存在しない ひとりで生きていては 自分さえも守れないからだ 人は誰も守るべきものがいて強くなれる 守るべきものに助けられ さらに強くなれる 真っすぐに向けられる愛情で 互いに守られているはずだ 愛の深さに限りな…

148.からっぽ

傷ついたり 傷つけられたり ぶつかるしかなかった まっすぐになろうとするばかり 引き際も読めないままに いろんなもの 詰め込みすぎてた 全て受け止めたくて からっぽなままの自分には 戻らないと強がっていた 強い自分になりたいようで 嫌気も差していた …

147.ねぇ

ねぇ と 君に呼びかけた なぁに? と 答えが返ってきた ねぇ と 君に呼びかけたのは ただ 呼んでみたかっただけだった なら 名前を呼べばよかっただろうに 少し 恥ずかしかったのだ でも 君の返事からも 視線からも しっかりと愛を感じた

146.Happiness

君に幸せを与えられるなら 君が幸せを感じてくれるなら それでいいや 僕も幸せだから 君と笑えるなら 僕も幸せだから 笑えばいいや 幸せだから 泣きたい時は 僕の前で泣けばいいよ 抱きしめていてあげるから 最後は二人で笑えるよ だって I bring you joy and…

145.Were

It were dream I can't help running away From here I can't help dying away That's fear I dreamed Of everyone's joy and happiness I couldn't help that So happy It were dream I prayed for the everything I saw Crying for sorrow But nothing I s…

144.ナチュラリスト

君の自然な笑顔が好き 化粧とは無縁の 素顔で笑っている 飾らない君が好き 僕の目を覗き込んで 微笑む君の ありのままの君が見える その笑顔が好き 心のままに寄り添うから 僕は身ぐるみ預けられる 自然なままの自分がいる ピタリと僕を愛してくれるから あ…

143.Logic of love

My love is logical 整合性が取れていないはずもなく 偶然を通り越した必然を 伴って 君に向かっていく 君を包んでいく So it's my will だけど 言葉には出来ない 説明も出来ない 簡単には表せない 複雑な自然現象 僕たちは出逢うべくして 出逢ったのだ 最初…

142.手負いのガンマン

僕はもう君を狙えない 流れゆく血に 沈みかけているから おそらくもう君には届かない 引鉄に添えた指も震えて動かない 僕はこうして生きてきた 銃を右手に 手綱を左手に 最後に君を撃ち抜いて 途絶えたならば本望だろう しかし 残った傷は 自分で思っていた…

141.Your love

君が見つけてくれた 隠れてただけの素直な気持ち どこにいても 捜し出してくれる 愛の深さに 僕は気づいた 誰もその想いの丈を計れない わかっているのは ただひとつなんだ 君が僕を愛してくれてるということ あの頃の僕と比べれば 随分と柔らかくなった そ…