105.光のソネット

眼鏡のレンズ越しに
ゆるゆると 射し込む光は
酔わすような波長を持って
僕をなだめすかすのだ




翳した手の隙間から
きらきらと 瞬く光は
確かなエネルギーを持って
僕に語りかけるのだ




しかし 僕はまだ
光が何を伝えようとしてるのか
理解出来ないでいるのだ




感じながら もどかしい
そんな僕を見透かすように 今日も
僕をなだめすかすのだ