112.ラララ

さわやかな風が吹く
明るいこの部屋で
今日はこのまま
もうしばらく 眠っていよう
シーツ越しに撫でていく
風が気持ちよくて
きっと楽しい
夢が見れるはずさ


たまの休日くらい
時間を忘れて
朝寝坊するのも いいじゃない


ラララ
遠くに聞こえる テレビの音も
夢に誘う メロディーラインで
ラララ
白いカーテンを 揺らす朝日も
僕の眠りを妨げるほどの
力はない


ゆっくりと起き出して
遅めの朝食を
とったら そのまま
もうしばらく 眠っていよう
全開の窓の下
陽射し良好で
きっと優しい
気持ちになるはずさ


ふと気がついてみたら
外はもう暗い
一日中寝るのも いいじゃない


ラララ
眠れないくらい 眠ってみても
布団に入れば また夢の中
ラララ
面白い番組も 電話の音も
僕の眠りを妨げるほどの
力はない


ラララ ラララ