103.ぼやく大人

自分の後悔を 無念を
誰かに押し付けようとして
ぼやく大人


道行く人は 誰も聞かない


今でも 自分が一番偉いと思い込んでいる
自分の理想が この世の全てだと
そんなわけあるはずないのに


道行く人は 誰も聞かない


誰にも届かないぼやきを
ずっと 誰かに投げかけている
若者の全てが気に入らないのだ


道行く人は 誰も聞かない


それでも 誰かにぼやきたいのだ
自分を取り残していった
この世界に