91.確かな愛の形

初めは小さな独占欲
僕の何かがズレ始めていた
君を想う気持ちと
折り合いをつけられずに


僕の悩みに気づいていた
君はそれでも離れないまま
僕の目を見つめて
心をぶつけてくれた


真っ直ぐな気持ちを受け止めても
まだ今の自分に自信がなくて
素直になれない
こんな僕だけど


君を好きになるために
自分を好きになろうとした
確かな愛が見つからなくて
「優しい笑顔ね」と君が言う
自分でも気づけなかった
僕の素顔を 君は見つけてくれた


それでも僕は悩み続けた
けじめもつけず 流されるまま
君を愛し続けて
それでいいのだろうか


真っ直ぐに君は好きだと言う
愛されていること わかっていても
何かが足りない
未だ見つからない


君の笑顔を見るために
自分が笑っていようとした
大事なことに気がつかなくて
「そんな笑顔はいらないわ」って
自分でもわからなかった
僕の答えを 君が教えてくれた


僕に出来ることはただひとつ
君に嘘をつかないことだけ


ありのままの自分で


君を好きになれたから
自分を好きになれたんだ
きっと今なら 誇れるだろう
「優しい笑顔ね」と君が言う
これが僕の想いなんだと
確かな愛を 君に伝えよう