難解な天皇賞

◎ダイワメジャー
○メイショウサムソン
▲シャドウゲイト
△アドマイヤムーン
△コスモバルク
△ポップロック
★デルタブルース

今年の天皇賞は4強ムードなんですけど、難しいレースだと思います。
なにせ、馬場が悪化してしまったことで単純に考えられなくなってしまっているからですね。
展開も非常に難しいです。
逃げる馬が実は見当たらないというのが一番の問題。
エイシンデピュティが行くのか、コスモバルクが行くのか、シャドウゲイトが行くのか。
出来ることなら逃げたくはないところです。
馬場が悪化したことで、スローでも瞬発力勝負にはならない可能性があるので、単純にダイワメジャーとメイショウサムソンに有利になるでしょう。
また、秋の天皇賞というのはサンデーサイレンス産駒が走るレースです。
そして、1800、2200mといった微妙な距離よりも1600、2000、2400mといった根幹距離での好走実績を重視するといい。
毎日王冠から天皇賞につながったのは過去数年でダイワメジャーしかいないわけですが、ダイワメジャーは曲がりなりにも皐月賞馬。
宝塚記念は惨敗でしたが、はっきり言って無視してもいいと思っています。
2冠と春の天皇賞の実績は素直に重視できるメイショウサムソンが2番手。
芝2000mのG1を勝っているシャドウゲイトとコスモバルクが相手候補の一角。
宝塚記念を勝ってはいるものの、芝2000mはG2しか勝っていないアドマイヤムーンを割り引きました。
正直無印にしたいんですけど、馬場と実績を考えると消しきれないというのが痛いところ。
東京2戦2勝のポップロックですが、どちらも2500mの目黒記念でのもの。
芝2000mで要求される能力とは全然違うレース実績ですから、参考にはならないと思います。
ただ、京都大賞典2着やメルボルンカップ2着は評価していいと思います。
結論から言うと、非常に堅い決着っていう予想です。
ただ、人気順がありますから、頭はダイワメジャーがおいしいでしょう。
注目は今回初ブリンカーのデルタブルース。
明らかに芝2000は距離不足と見られがちですが、自分から動ける上に馬場が悪くて上がりもかかりそうな展開。
番手抜け出し出来ればメルボルンカップみたいな粘りを見せてくれるのではないでしょうか。
直線はシャドウゲイト、デルタブルースをめぐって、メイショウサムソン、ダイワメジャーを交えた迫力のある叩き合いになると、展開的にはぴったりです。