あの日の遠吠え

ジャングルポケットがダービー、JCを制してから6年が経った。
アグネスタキオンクロフネに続いて種牡馬デビューした今年。
正直、初年度からそこまでいい馬は出ないだろうと思っていたのだが、スケールの大きな父にそっくりの馬が現れてしまった。
世間の注目はニュービギニングという英雄の弟に集まるのかもしれないが、現段階での完成度ではフサイチホウオーのほうが上だろう。
共同通信杯を制してダービーを獲った父と同じ足跡をたどるとしたら、ここは負けるところじゃない。
相手筆頭は藤沢厩舎だがフライングアップル東スポ杯ではフサイチホウオーと半馬身差。
朝日杯でも僅差の4着なら上位との差はそれほどでもないだろう。
今年絶好調の岩田が乗るのも好材料。血統的にもしぶとく伸びそう。
さらにはデビュー戦の末脚がすごかったダイレクトキャッチ。
地方から参戦のフリオーソも芝適正はありそうで、あっさり通用の可能性もある。
インパーフェクトはここ最近負けすぎも、良馬場の府中なら変わってもおかしくはない。
ニュービギニング新馬ホープフルSと勝ち方は面白かった。
フサイチホウオーが先に抜けて、大外まとめてぶっこ抜けるか。この血統の爆発力をアグネスタキオンの血が薄めていなければ頭まで。
問題はアグネスタキオン産駒の底の浅さ。これ一点だろう。
フサイチホウオー
フライングアップル
▲ダイレクトキャッチ
ニュービギニングインパーフェクト
フリオーソ


シルクロードSはアンバージャックが連勝を伸ばすかどうか。
短距離ではよくあることだが、条件から連勝して来た馬がG1まで負けずに挑戦して、そこで壁にぶち当たるというシナリオ。
前走で復活したタマモホットプレイとは京阪杯で1キロアドバンテージがあって0.5秒。
コパノフウジンとは0.1秒も、成長度を考えると恐れる相手ではない。
未対戦の中から復調気配のビーナスライン、末がしっかりしているスピニングノアールを相手にとった。
控えて終いが使えたらサチノスイーティーも。
アンバージャック
ビーナスライン
▲スピニングノアール
タマモホットプレイサチノスイーティー