日本三冠計画ここに完結

すごい。
とりあえずこの一言が全て。
21年ぶりの無敗の三冠馬をリアルタイムで見れた幸せ。
今日、京都競馬場に行った人はそれこそ一生物の思い出。
僕が生まれた年にシンボリルドルフが達成して以来、2頭目の快挙。
圧倒的な衝撃を持って、三冠を駆け抜けたディープインパクトを、もう一度振り返ろうと思う。
何がやりたいかって、ダービー勝ったときからネタは決めてたんだわ。

【一瞬で】衝撃のファーストインパクト【ごぼう抜き】

一冠目、皐月賞
まずはスタートして躓くという大きな衝撃から始まる。
「あ、やばい」これがその瞬間の素直な感想だったはず。
下手したらジャングルポケットよりひどい出遅れになってるんじゃないか。
しかし、最初の衝撃はそれをものともしない直線の末脚から始まる。
4コーナー9番手。
一番外に持ち出したディープインパクトの次元の違う末脚をここで見る。
「えっ?」
あっという間じゃない。「えっ?」と言う間に先頭に立っていた。
いつ抜いたのかもわからない一瞬の出来事。
次元の違う瞬発力でまずは一冠。
これが一つ目の衝撃、ファーストインパクト。

【大外一気に】圧巻のセカンドインパクト【ぶっちぎり】

二冠目、日本ダービー
この日は何かが違う。ディープが暴れている。
パドックではしきりに尻っ跳ね。
入れ込んでいる。まずいんじゃないの。これ。そんな感じのパドック
しかし、レースが始まってみれば普通のディープだった。
再びの出遅れはご愛嬌か。後方の内を追走。
3コーナーで外に出す。上がっていく。
ディープを負かすには先に仕掛けて粘りこむしかない。
普通のダービーならあれで勝ててるはずの佐藤哲三インティライミ
これをかわして坂上抜け出すとあとは突き放すだけ。
何その上がり3ハロン33秒4って。
こんなタイム二度と出ないだろうなぁと思った前年と全く一緒のタイムで5馬身差。
しかし内容が全く違う。ハイペースなレースで上がりが33秒台。
この馬、いったい何もの?
これが二つ目の衝撃、セカンドインパクト

単勝支持率】最高のサードインパクト【79.03%】

三冠目、菊花賞
いつになく落ち着いているディープインパクト
最高のスタートを切ったディープインパクト
しかし、今回も不安は覗かせる。
2コーナー手前まで激しく掛かる。武豊があんなにもなだめようとするシーンは久しぶり。
サンデーサイレンス産駒の激しさがここで出てしまうのか。
向こう正面でようやく落ち着く。
周りを見れば、アンカツ、四位、祐一。有力どころはみんなディープの側にいた。
ただ1頭、アドマイヤジャパンを除いて。
掛かった分だけ、位置取りが前だった分だけ仕掛けは慎重。
4コーナー出口で前を追いかけに行く。
完璧な競馬で抜け出したアドマイヤジャパンを一番外から追いかける。
しかし、その抵抗も一瞬。
残り100を過ぎればあとはもうゴールするだけ。
やはりこれも上がり3ハロン33秒3。
あれだけ掛かって、ロスしているにもかかわらずただ1頭次元の違う末脚。
直線だけ本気で走れば、誰にも負けないというその強さ。
まさに日本史上最強馬とはこの馬のためにある称号であることは間違いない。
これが三つ目の衝撃、サードインパクト


三つまとめてディープインパクト。その衝撃はまだまだ続く。
次は古馬を倒して、名実ともに日本最強馬となり。
そして、夢はまだ見ぬ世界の最高峰制覇へ。
きっとこの馬なら、更なる衝撃を生み出してくれるに違いない。