2002-01-04 174.前向き Poem 前向きに生きるしか能のない人が 前向きに生きることができなくなったら いったいどのように生きるというのだろうか それは真っ暗な闇の中を 目をつぶって歩いていくようなものだろうか それとも 真っ青な空の下を 思い切り走り続けるようなものだろうか 頭の後ろには目がついていないから 前を向いたままでは後ろに下がれない 後ろを向いて前に進むとしたら それは後ろ向きに生きているのだろうか 前向きに生きていても きっと先は見えていないのだから 息を切らすまで 走り続ければいい