100.Irony of fate

どんなに もがいても
運命からは 逃れられない
手のひら 返すように
優しい言葉 かけてくれた
心揺れた


あなたのこと あいしたくて
あくまのことばに
すがりついた こうかいした
血塗れた手で 今


いつかはこの手で 変えられるんだと
信じていたのに 皮肉な運命
この手をするりと 抜けて嘲笑う
冷たい雨より 凍える運命


どんなに もがいても
運命からは 逃れられない
信じてくれた人
裏切ることを 迷っていた
僕の弱さ


たった一度 撫でてくれた
大きな 手のひら
忘れたくて 信じたくて
踏み出せないまま


儚い希望に 縋り付いていた
全てを裏切る 皮肉な運命
それでもいつかは 報われるんだと
抜け出せなかった 皮肉な運命


定めることから 逃げ続けていた
愛する人さえ 守れぬ運命
自分の弱さが 定めてしまった
優しい愛さえ 得られぬ運命