波紋広がる裏金問題

いろいろと騒がれてますけど、結局のところ貰うほうも渡すほうも悪いんですね。
良かれと思って渡すほうが一番悪いんですが。
高校生や大学生の中には将来のスター選手の卵がいます。
プロ野球選手を夢見る人間がいるわけです。
しかし、現在は高校からストレートにプロ野球選手になると、引退した後の職のことも考えて大学を卒業しておきたいという人間が多数いるわけです。
プロ契約しちゃえばお金は入りますが、それで途中で挫折してしまうとそこから先の未来が潰れてしまう。
だから、大学を卒業したいという気持ちは分かります。
お金がないけど、大学に行きたい。そういう将来有望な選手に奨学金として金を渡す球団も、ある意味では人助けみたいなものではあるんでしょうね。
でも、そういうことをするなら、ちゃんとしたシステムを構築しなきゃいけないと思います。
たとえば、プロ野球機構全体で奨学金制度とかを作ればいいんですよ。
高校で甲子園に出場して将来有望だと認められた選手の大学進学費用として奨学金を与えて、プロ契約後の契約金とか年棒とかで返済することにすればいいわけです。
球団が独自にやるからいけないのであって、球団が直接かかわらなければ問題はないわけですよ。
こういうシステムを作って、その制度に対して各球団が出資すれば公平になるわけですから。
社会の変化に対応した制度作りをコミッショナーには期待したいですね。
いつまでもナベツネあたりの言いなりじゃ、プロ野球の将来はないですよ。