評価された日本の競馬

ワールドランキングへの異議


競馬ファンじゃなくても誰もがご存知のディープインパクトが06年度のワールドサラブレッドレースホースランキング(WTRR)で世界芝部門で1位タイ(全体では4位タイ)となったのは正直にすごいなと思ったものです。
だって、JCと有馬記念のレースが評価されてのこのランキングですから、それだけでも十分に価値のあるものと考えていいんじゃないかと思うわけです。
それにディープの上にいる3頭というのもBCクラシック制覇のウルグアイ三冠馬インヴァソール
UAEダービーでそのインヴァソール、さらには日本のフラムドパシオンをぶっちぎって、シガーマイルHを圧勝した怪物ディスクリートキャット
夏の3歳ダート路線で連勝をしたベルナルディーニという最近ハイレベルをキープしているアメリカダート路線の馬たちであったので、ある意味納得とも言える結果だったわけです。
しかし、この結果に対して欧州で有名なレーシングポスト紙のジャーナリストなどから異議を唱える声があるという。
それも「なぜディープが世界一ではないのだ」という、その評価が不足であるという前向きな異議なのだ。
中には2ちゃん的なディープ>ダイワメジャーアドマイヤムーン≒プライドというロジックまで持ち出して、ディープの有馬記念での勝利がどれだけ強かったかを説明する人もいるらしい。
僕自身、ディープインパクトには逆らい続けてきた人間ではあるが、凱旋門賞では勝つと信じて疑わなかったし、間違いなく日本競馬史に残る最強馬であると思っていた。
ディープインパクトがもたらした「日本競馬はハイレベル」という認識。
世界で活躍し続ける日本馬。
パートⅠ国入りを果たし、ようやく世界に肩を並べるところまで来たと見ていいのだろうか。
これは競馬ファンとして、非常にうれしいと感じていいことだと思っている。